1ご提案する構成 — レンタルサーバー
システムは、お客様に契約いただく「レンタルサーバー」の上で動かします。ホームページと同じ感覚で使える、月額固定・保守込みのサーバーサービスです。
※ レンタルサーバーの例:ConoHa WING、さくらのレンタルサーバ、エックスサーバー など。すでにご契約のサーバーがあれば、それを活用できる場合があります。
2この構成を選ぶ理由
月々の費用が小さい
月額はおおよそ 1,000〜1,500 円前後。専用サーバーやクラウドに比べて桁違いに安く、費用が固定で読めます。
サーバーの面倒を見なくてよい
機器の故障対応・セキュリティ更新・毎日の自動バックアップはサーバー会社の仕事。お客様にも当方にも専任のサーバー管理者が要りません。
資産がお客様の手元に残る
サーバーはお客様名義で契約いただくため、システムとデータはお客様の資産です。万一開発会社を変える場合も、そのまま引き継げます。
実績のある標準的な技術
PHP と MySQL という、国内のレンタルサーバーほぼ全てで動く技術で作ります。特定のサーバー会社に縛られません。
3この構成でできること・難しいこと
一般的な業務システムはこの構成で十分実現できます。一部、レンタルサーバーの仕組み上難しいものがあり、その場合は別のサーバー構成を個別にご提案します。
できること(標準対応)
- 受付・予約・在庫・顧客管理などの業務システム
- ログインして使う会員ページ・管理画面
- CSV・Excel の取り込み/出力
- メールの自動送信(申込受付・通知など)
- 夜間の自動集計などの定期処理
- スマホ・タブレット対応の画面
難しいこと(別途ご提案)
- チャットのような、画面が即時に切り替わるリアルタイム通信
- 動画配信など大容量データの取り扱い
- 他システムと常時接続する特殊な連携
該当する場合は VPS・クラウドという上位の構成を、費用感とあわせて個別にご提案します。多くの業務システムでは不要です。
4ヒアリングでお伺いすること
最初のお打ち合わせでは、システムの中身を決めるために次の 5 点をお伺いします。事前にきっちり整理いただく必要はありません。「今こうやっている」をそのままお話しいただくのが一番の材料になります。
その 1今のお困りごとと、現在のやり方
- どの業務を楽にしたい・ミスを減らしたいか
- その業務を今どう回しているか(紙・Excel・電話・口頭 など)
「システムで何を解決するか」がすべての出発点です。現状のやり方の中に、画面や機能の設計ヒントが詰まっています。
その 2使う人
- 誰が・何人くらい使うか(事務担当・現場スタッフ・お客様自身 など)
- どの端末で使うか(事務所のパソコン/現場のスマホ・タブレット)
使う人と端末で、画面の作り方が大きく変わります。パソコンが苦手な方が使うなら、その前提で設計します。
その 3扱う情報と、いまあるデータ
- 管理したい情報は何か(顧客・予約・在庫・請求 など)
- いま使っている Excel 台帳・帳票・伝票があれば、現物を拝見
- 過去のデータをシステムに引き継ぐか、新規スタートか
実際にお使いの Excel や帳票を見せていただくのが一番の近道です。項目・ルール・例外がそこに全部書かれています。
その 4機能の優先順位
- 「これがないと始まらない」必須の機能
- 「あれば嬉しい」将来の機能
最初から全部作ると費用も期間も膨らみます。必須機能で小さく始めて、使いながら育てるのがおすすめです。優先順位はご一緒に整理します。
その 5時期と予算感
- いつ頃から使い始めたいか(繁忙期・決算期など、外せない時期があれば)
- 初期費用・月々の費用のご予算の目安
時期と予算が分かると、「その範囲で何ができるか」を具体的にご提案できます。概算のお見積もりはヒアリング後にお出しします。
5開発前に決めていただきたいこと
システムの中身(前章)と並行して、動かす環境について次の 5 点を決めていただきます。ここまで揃うと設計に着手できます。決め方に迷う項目は、お打ち合わせでこちらから選択肢をご提示しますのでご安心ください。
その 1サーバーをどうするか最重要
- すでにご契約のサーバーがある場合:サービス名とプラン名をお知らせください。そのサーバーで動くか、当方で仕様を確認します
- 新規に契約する場合:当方から 2〜3 社の候補と費用をご提示します。契約はお客様名義でお願いしています
サーバーが決まらないと、使える機能や性能の前提が固まらず設計に入れません。名義をお客様にお願いするのは、システムとデータを確実にお客様の資産として残すためです。
その 2ドメイン(インターネット上の住所)
- 会社のドメイン(例:example.co.jp)をお持ちか、新規に取るか
- お持ちの場合:どこで取得・管理しているか(管理会社名)
システムの URL やメールアドレスの土台になります。こちらもお客様名義での取得を推奨しています。
その 3メールの扱い
- システムから自動メール(受付完了・通知など)を送るか
- 会社のメール(例:info@〜)を今どのサービスで使っているか
メールの設定はサーバー・ドメインと密接に絡みます。既存のメールを止めないよう、事前に現状を把握しておく必要があります。
その 4窓口と費用のお支払い
- サーバー・ドメインの月額/年額費用は、お客様からサーバー会社へ直接お支払い
- 契約手続きの際に社内でどなたが対応されるか(メールアドレスの確認等が発生します)
当方が費用を立て替える形にしないことで、契約関係がシンプルになり、長期運用でのトラブルを防げます。
その 5AI 機能を使うかどうか
- 単価表・注文メール・現場報告などの「読む・書く」に AI を使いたいか(考え方のページに例があります)
- 使う場合:AI 提供事業者(ChatGPT の OpenAI、Claude の Anthropic、Gemini の Google など)との利用契約が別途必要です。サーバー同様お客様名義で、費用は使った分だけの従量課金を直接お支払い
- AI に送ってよい情報の範囲(取引先の単価・個人情報など、社外に出せないものがないか)
AI に読ませた文書は AI 事業者のサーバーに送られるため、扱う情報の範囲を先に決めておく必要があります。AI は下書きを作るだけで、使わなくても同じ画面から手入力できます。まず AI なしで始めて、後から足すこともできます。
ご安心ください:いずれの項目も、契約画面の操作やサーバーの設定作業は当方がご一緒します。お客様にお願いするのは「決めること」と「名義」だけです。
6ご契約から公開までの流れ
-
1
ヒアリング第 4 章「ヒアリングでお伺いすること」を一緒に確認し、作るものと優先順位を固めます
-
2
サーバー・ドメインの確定第 5 章「決めていただきたいこと」の 5 点を確定。既存契約の仕様確認、または新規契約のお手伝いをします
-
3
設計・開発画面イメージをご確認いただきながら開発を進めます
-
4
テスト公開・動作確認実際のサーバー上で、お客様に操作して確認いただきます
-
5
本番公開・運用開始公開後の不具合対応・機能追加のご相談も継続して承ります