これは特定の会社の話ではなく、メールとFAXで注文を受けている会社で「あるある」な作業の流れを1枚にまとめたものです。実際にはこれが複数の担当者の受信箱・複数の複合機に分散し、問題はさらに見えにくくなります。
いつもの受注入力の流れ(手作業)
STEP 1
メール・FAXが届く
メールは担当者個人の受信箱へ、FAXは複合機の受け皿に溜まる。誰が拾うかは決まっていない1
STEP 2
内容を読んで解釈
「いつもの所」「なる早」「M8 50コ」を、担当が過去の取引の記憶で読み解く2
STEP 3
受注表(Excel)に手で転記
品番を台帳で探して打ち込む。メールを見ながらの打ち直しで数量を打ち間違える3
STEP 4
折り返し確認の電話
納期・届け先が分からず電話で聞き直す。相手が不在だと保留のまま4
その結果… 転記待ちのメールが後から来たメールに埋もれ、出荷漏れが起きてから気づく5。受注担当が休みの日は「いつもの所」が誰にも分からず、その日は誰も受注できない(属人化)6。
赤い番号の問題点
- 1届いたことに気づけない:メールは個人の受信箱、FAXは複合機の受け皿。「今日は何件来て、何件がまだ未処理か」を一覧できる場所がない。
- 2解釈が担当の頭の中:「いつもの所」「なる早」は、前回の取引を知っている人にしか分からない。人が変わると解釈が変わり、違う場所に届いたりする。
- 3二度手間+転記ミス:メールの文面を見ながら受注表にもう一度打ち込む。品番は台帳から探し、数量は手で打つので、桁や品番の取り違えが起きる。
- 4聞き直しの手戻り:足りない情報を電話で聞くが、相手が不在だと保留になり、そのまま忘れる。何が足りないのかも担当しか把握していない。
- 5未処理が埋もれる:転記前のメールが後から来たメールに押し流され、納期の当日に「まだ入れていなかった」が発覚する。
- 6属人化:受注担当が不在の日は、誰も注文を読み解けない。担当者が休みを取りにくく、辞めたら引き継げない。
Before → After
AIに下書きさせるとどう変わるか
手作業メールの文面を見ながら、受注表に手で打ち直す(二度手間)
AIシステムAIが本文を読んで受注データの下書きを作る。人は内容を確認して「受注登録」するだけ
手作業「いつもの所」「なる早」を担当の経験で解釈する
AIシステム自信のない箇所は「要確認」として明示。前回の届け先や最短出荷日を候補として出し、人が選んで確定する
手作業品番を台帳で探して打ち込む
AIシステム品名を商品マスタと自動で照合。候補が複数あれば選択肢で提示する
手作業納期・届け先を電話で聞き直す。相手不在で保留
AIシステム足りない項目だけを提示。全部を聞き直さなくても、必要な箇所だけ確認すればよい
手作業転記待ちのメールが埋もれて、出荷漏れが起きる
AIシステム受信トレイで「未処理・要確認・処理済」が一目で分かる。未処理が残っていれば誰でも気づける
手作業担当不在の日は誰も受注できない(属人化)
AIシステム元メールと読み取り結果が一緒に残るので、誰でも確認・確定できる。担当が休みでも受注が止まらない
同じ受注業務を、AIに下書きさせるとこうなります。
After(AIシステム)を見る