このシートは実在のものではなく、Excelでの見積管理で「あるある」な問題を1枚にまとめて再現したものです。実際の現場ではこれらが複数ファイル・複数シートに分散し、さらに見つけにくくなります。
G3
fx
=E3*1.08
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 見積No | 発行日 | 顧客 | 件名 | 金額(税抜) | 消費税 | 合計 | 有効期限 | 状態 |
| 2 | 1001 | 4/3 | (株)アルファ | Webサイト制作 | 300000 | 30000 | 330000 | 4/30 | 受注 |
| 3 | 1002 | 4/12 | 田中商事 | 保守サポート(年間) | 1200002 | 96003 | 129600 | 5/11 | 受注 |
| 4 | 1003 | 4/20 | 山田印刷 | LP制作 | 150000 | 15000 | 165000 | 5/195 | 提出 |
| 5 | 10031 | 5/8 | 株式会社ベータ | ECサイト構築 | 480000 | 48000 | 528000 | 6/7 | 受注 |
| 6 | 1005 | 5/22 | (株)アルファ | 追加機能開発 | 1800002 | 18000 | 1980004 | 6/21 | 受注 |
| 7 | 1006 | 6/4 | 山田印刷 | バナー一式 | 40000 | 36363 | 43636 | 7/45 | 失注 |
| 8 | 1007 | 6/18 | 田中商事 | システム改修 | 260000 | 26000 | 286000 | 7/18 | 提出 |
| 9 | 1008 | 6/27 | ベータ | 保守運用 | 80000 | 8000 | 88000 | 7/27 | 保留?6 |
| 10 | 1009 | 7/9 | 株式会社アルファ | デザイン刷新 | 220000 | 22000 | 242000 | 8/8 | 提出 |
| 11 | 合計 | 1830000 | 180472 | 2010472 |
見積一覧
単価表(旧)
請求転記
4月
コピー用
Sheet1
+
赤い番号の問題点
- 1見積Noの手採番ダブり:「1003」が3行目と5行目に重複。番号を手で振っているため、前のファイルをコピーした際に採番がぶつかっても気づけない。問い合わせ時にどの見積か特定できなくなる。
- 2単価が古い/シートによって違う:単価マスタが無く金額欄を毎回手打ち。黄色のセルは値上げ前の旧単価のまま提出してしまった可能性があり、利益が削れる。どれが最新価格か誰も分からない。
- 3消費税率・端数処理がバラバラ:8%と10%が混在(数式バーは
=E3*1.08)。さらに「9,600」「3,636」のように切り捨て・四捨五入が不揃いで、合計が正しく積み上がらない。 - 4見積→請求の転記ミス:受注後に金額・明細を請求書へ手で打ち直すため桁ミスが起きる(合計「198,000」が転記時に「189,000」等になりやすい)。見積と請求の金額がズレても照合できない。
- 5有効期限切れの放置:黄色の期限セルはすでに過去日。期限切れの見積が「提出」のまま残り、追客もクローズもされず放置される。Excelは自動で気づかせてくれない。
- 6状態が手書きで集計できない:「受注/失注/提出/保留?」が手入力で混在。表記もゆれており、受注率(受注 ÷ 提出)を自動で出せない。営業の勝率が見えない。
Before → After
システム化でどう変わるか
Excel見積Noを手で振るのでダブり・抜けが起きる
システム見積Noは自動採番(最大連番+1)。ダブり・抜けが起きない
Excel単価を毎回手打ち。古い価格のまま出してしまう
システム単価マスタから選ぶだけ。常に最新価格が自動で入る
Excel税率・端数処理がバラバラで合計がズレる
システム消費税・端数を自動計算。小計→税→税込が常に一致
Excel受注後に請求書へ手で打ち直し→桁ミスが出る
システム受注見積をワンクリックで請求書に変換。転記ミスゼロ
Excel有効期限切れの見積が放置され、追客が漏れる
システム有効期限が近い見積をアラート表示。期限切れも自動判定
Excel状態が手書きで揺れ、受注率が出せない
システムステータス別に件数・金額・受注率を自動集計
同じデータをシステムで管理すると、こうなります。
After(システム)を見る