これは特定の会社のボードではなく、ホワイトボードと紙の作業指示書で進捗を管理している現場で「あるある」な貼り方・ズレ方を1枚に再現したものです。実際には、これを見られるのは現場に立っている人だけです。
生産進捗ボード
6/10 朝礼時点 2
受注
M-2406-104
ギアケース ×30
ギアケース ×30
M-2406-105
カラー ×1000
カラー ×1000
材料手配
M-2406-102
ブラケット ×500
ブラケット ×500
M-2406-100
ベース ×40
ベース ×40
加工中4
M-2406-103 フランジ
M-2406-10?
シャフト ×1001
シャフト ×1001
M-2406-107
ピン ×2000
ピン ×2000
検査
M-2406-106
プレート ×200
プレート ×200
M-2406-099
ハウジング ×60
ハウジング ×60
出荷
M-2406-098
主軸 ×50
主軸 ×50
※103は検査回した…はず? 札どこ 2
作業指示書
製番M-2406-1035
図番A-77◻︎
品名フランジ
数量80
納期6/9 !3
作業指示書
製番M-2406-107
図番B-21
担当川田?6
数量2000
納期6/14
その結果… 進捗を聞かれるたびに事務所から現場へ歩いて見に行く/電話で確認。札の動かし忘れでボードと実態がズレ、納期遅れ(6/9 フランジ)も当日になって発覚。このボードを見られる人しか、今どの製番がどこにあるかを把握できません。
赤い番号の問題点
- 1札の製番が読めない/消えかけ:「M-2406-10?」の下一桁がつぶれて 101 か 107 か分からない。書き直しと拭き取りを繰り返すうち、札の文字がかすれていく。
- 2進捗は「朝礼時点」で止まったまま:ボードはその場で手で動かすため、午後に工程が進んでも札はそのまま。最新がいつの状態なのか分からず、「103の札どこ?」と探すことになる。
- 3納期が一覧で見えず、遅れの発覚が遅い:納期は紙の指示書に1枚ずつ手書き。ボードを見ても締切が並ばないため、「6/9 フランジ」の遅れも当日になって気づく。
- 4札の動かし忘れで実態とズレる:加工済なのに「加工中」の列に札が残る/検査に出したのに札が前の列のまま。ボードを信じて段取りすると手戻りが起きる。
- 5紙の作業指示書は紛失・汚損・取り違え:油や粉塵の現場でテープが剥がれ、図番がかすれて読めない。違う機械の指示書を取り違えて加工する事故も起きる。
- 6「今だれが何をやっているか」は口頭頼み:担当が指示書に走り書き(川田?)程度。誰がどの製番を持っているかは現場で声をかけて確認するしかなく、稼働・原価が製番で串刺しできない。
Before → After
システム化でどう変わるか
手作業進捗は現場のボードに1枚だけ。事務所・客先からは今の状況が見えない
システムPC・タブレットでどこからでも同じ製番ボードを表示。全員がリアルタイムで共有
手作業札の動かし忘れでボードと実態がズレる(加工済なのに加工中のまま)
システムカードをドラッグした瞬間に全員へ反映。最終更新の時刻も残り、いつの状態か明確
手作業納期が一覧で見えず、遅れに気づくのが当日になる
システム納期が近い・過ぎた製番をカードが自動で赤く警告。遅れを前もって検知できる
手作業今だれがどの製番をやっているか口頭確認頼み
システム各カードに担当が紐づき、担当でフィルタ。歩かず・電話せず一覧で分かる
手作業紙の作業指示書は紛失・汚損・取り違え(油・粉塵の現場)
システム製番・図番・数量・納期はカードを開けば表示。紙が無くても取り違えが起きない
手作業日報・検査・材料在庫と分断。製番で串刺しできず工数・原価が出ない
システム同じ製番で稼働実績・検査結果・使った材料が1つに統合。製番を開けばまとめて見える
同じ進捗管理を、製番カンバンで全員がリアルタイムに共有するシステムにすると、こうなります。
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