これは特定の会社の日報ではなく、紙で日報を運用している現場で「あるある」な書き方・たまり方を1枚に再現したものです。実際にはこれが作業者の人数ぶん毎日たまっていきます。
あとで
Excelに入力6
Excelに入力6
作業日報
| 製番 / 品名 | 工程 | 時間 | 良品 | 不良 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| M-2406-10?1 | 段取り | 8:00〜8:452 | − | − | |
| M-2406-101 シャフト | 仕上げ | 9:05〜11:30 | 48 | 23 | ビビり傷 |
| M-2406-107 ピン | 荒加工 | 13:00〜13:10〜15:?2 | 380 | 0 | |
| 〃4 | 仕上げ | 15:?〜17:00 | 120 | 1 | 寸法 ギリ |
合計時間 = あとで電卓で…
5
その結果… 紙は現場にたまり、月末に事務がExcelへ全部打ち直し。「8:00〜8:45」を分に直して足すのも、稼働率・直行率を出すのもすべて手計算。機械ごとの遊休も、増えはじめた不良も、数字になる頃には手遅れ。
赤い番号の問題点
- 1製番が読めない:「M-2406-10?」の下一桁がつぶれて 101 か 107 か分からない。後から集計する人には判別できず、別の製番に積まれる。
- 2時間が「○時〜○時」表記:「8:00〜8:45」のまま書かれ、稼働“分”になっていない。集計には1件ずつ引き算が必要で、書きかけ(15:?)も多い。
- 3不良が小さく埋もれる:不良数が欄の隅に小さく書かれ、見落とされる。「なぜ不良か」は備考の手書き頼みで、傾向が追えない。
- 4「〃(同上)」で機械・製番が曖昧:同じ記号で省略され、どの機械で何を作ったかが正確に残らない。機械別の稼働を出そうにも元データが揃わない。
- 5稼働率・直行率は誰も出せない:所定時間に対する稼働率や、良品÷総数の直行率は、紙+電卓では手間がかかりすぎて結局誰も計算しない=現場の実態が数字にならない。
- 6月末にまとめてExcel入力:たまった紙を月末に事務が全部打ち直す(二度手間)。締めるまで今月の状況が分からず、対策が常に後手になる。
Before → After
システム化でどう変わるか
手作業紙に手書き → 月末に事務がExcelへ打ち直し(二度手間)
システムその場でタブレット入力。打ち直しが無くなり、入れた瞬間に集計へ反映
手作業製番・時間が手書きでつぶれて読めない/曖昧
システム製番・機械・工程はリストから選択。誰が入れても同じ表記でそろう
手作業「8:00〜8:45」を分に直して1件ずつ足す
システム稼働“分”で入力。本日の稼働時間・機械別の合計まで自動で出る
手作業稼働率・直行率は手間がかかり誰も出さない
システム稼働率・直行率(良品率)を入力した瞬間に自動算出。機械別グラフも出る
手作業不良が備考に埋もれ、傾向が追えない
システム良品・不良を数で記録。作業者別・機械別に不良が見え、対策が打てる
手作業締めるまで今月の状況が分からず対策が後手
システム実績は製番に紐づきリアルタイム集計。進捗・検査・在庫とも1つに統合できる
同じ日報を、その場で入力して自動集計するシステムにすると、こうなります。
After(システム)を見る