これは特定の店舗の伝票ではなく、紙の伝票で注文を回している厨房で「あるある」な書き方・たまり方を再現したものです。実際にはピーク時、これがレールいっぱいにぶら下がります。
本日分 売上は
あとでレジ締めと
突き合わせ6
あとでレジ締めと
突き合わせ6
▼ 伝票レール(受けた順に差していく)
卓 5
18:4?
- から揚げ×1
- 生ビール 中×2
- 枝豆×1
(先に通したはず…?)1
卓 12
18:38
- マルゲリータ L×1
- シーザーサラダ×1
これ もう作ってる?2
卓 1?
18:41
- 照り焼き丼×2
- 味噌汁×2
卓 1? 17? どっち4
卓 3
18:22
- ハンバーグ×2
- ライス×2
(抜き忘れ)3
卓 8
18:45
- パスタ×1
- サラダ×1
追加!
ビール ×2
卓85
ビール ×2
卓85
卓 6
18:47
- うどん×1
- そば 大×1
- 天ぷら×1
うどん→そばに変更5
その結果… どれから出すかはベテランの勘頼み。レールが混むと提供漏れ・遅延が起き、抜き忘れた伝票で二重提供も。卓番号の取り違えで別の卓に運ぶ、追加注文の別紙を見落とす——ピークになるほど厨房が混乱します。
赤い番号の問題点
- 1伝票の順番が前後する:差した順とレールの並びがズレ、どれを先に出すべきか(提供順)が分からない。結局その場の記憶と勘で回すことになる。
- 2調理中か未着手か印が無い:伝票そのものには「もう作っているか」の札が付かない。毎回「これ作ってる?」と口頭で確認し合う。
- 3提供済を抜き忘れる:出し終えた伝票がレールに残ったまま。残っている=未提供と勘違いして二重に作る/逆に提供済と思い込んで提供漏れになる。
- 4手書きの卓番号が読めない・取り違える:「1」か「17」か判別できず、別の卓に運んでしまう。品名のクセ字も読み違いのもと。
- 5追加・変更が別の紙でバラバラ:後から来た追加注文や変更が別紙・走り書きで来て、本体の伝票と一体で管理されない。見落とすと出し漏れる。
- 6売上・品切れと分断:注文と売上集計・メニュー(品切れ)がつながっておらず、レジ締めは手集計。品切れの反映も「あれ切れました」と口頭頼み。
Before → After
システム化でどう変わるか
手作業伝票がレールにたまり、どれから出すか(提供順)が分からない
システム受付 → 調理中 → 提供済の3列カンバンで、受けた順に並び一目で分かる
手作業調理中か未着手か札が無く、毎回口頭で確認
システム「調理を開始」をタップすると調理中の列へ移動。状態が誰にでも見える
手作業提供済の伝票を抜き忘れ、二重提供・提供漏れになる
システム提供済へ動かすと自動で締まり、レールに残らない=二重提供が起きない
手作業手書きの卓番号・品名が読めず、別の卓に運ぶ
システムお客様のスマホ注文がそのまま卓番号・品名付きで届く。読み違いが起きない
手作業追加注文・変更が別紙で来て本体とバラバラ
システム追加注文も同じ卓のチケットとしてリアルタイムに届き、まとまって見える
手作業売上は手集計、品切れの反映は口頭頼み
システム同じ注文データが売上ダッシュボード・メニュー管理(品切れ)とつながる
同じ注文を、その場で受けて3列でさばくシステムにすると、こうなります。
After(システム)を見る