これは特定のお店の話ではなく、レジ締め+手書き/Excelで売上を管理している飲食店で「あるある」な作業の流れを1枚にまとめたものです。忙しい日ほど集計は後回しになり、時間帯別・商品別の数字はますます残らなくなります。
いつもの売上集計の流れ(手作業・レジ締め)
STEP 1
レジを開けて現金を出す
営業後にレジを締め、ドロワーの現金を全部出す。閉店後の疲れた状態で開始
STEP 2
電卓で数える
札と小銭を電卓で集計。レジ内現金と売上が合わずに数え直すことも5
STEP 3
ノート/Excelに日商を手書き
売上ノートに「本日 ◯◯円」と書くだけ。残るのは合計の1行1
STEP 4
時間帯別・商品別は集計しない
伝票を1枚ずつ数えないと出ないので、手間で誰もやらない2
その結果… 残るのは日商の合計だけで、どんぶり勘定になる。売れ筋・死に筋が分からず3メニュー改善ができない。忙しい時間帯も数字で取れていないので、そこにスタッフを厚く配置できない6。前年比や推移も月末・年度末に手集計で大仕事になる4。
赤い番号の問題点
- 1記録は日商の合計だけ:ノートに残るのは「本日 ◯◯円」の1行。何が・いくつ・いくら売れたかは記録されないので、後から振り返れない。
- 2商品別は実質やらない:メニューごとの売上を出すには伝票を1枚ずつ拾って数えるしかない。手間がかかりすぎて、忙しいお店ほど誰もやらなくなる。
- 3時間帯別・曜日傾向・客単価が見えない:「いつ混むか」「客単価がいくらか」を取る仕組みがそもそも無い。気になっても確かめる手段がない。
- 4推移・前年比は手集計:1日ずつ書いた日商を、月末や年度末にまとめて電卓で集計し直す。グラフ化はさらに手間で、結局やらない。
- 5レジ締め自体に時間がかかる:毎晩、閉店後に現金を数えて合わせる作業がある。疲れた時間帯の単純作業で、ミスも起きやすい。
- 6結局「勘」で決める:仕入れ量もシフトも、数字ではなく担当者の記憶と感覚で決めることになる。データに基づいた判断ができない。
Before → After
システム化でどう変わるか
手作業ノートに残るのは日商の合計だけ。何が売れたかは分からない
システム注文データから、商品ランキング・時間帯別・客単価まで自動で可視化される
手作業商品別は伝票を1枚ずつ数えるしかなく、実質やらない
システムメニュー別の売上ランキングが画面に並ぶ。売れ筋・死に筋がひと目で分かる
手作業時間帯別・曜日傾向・客単価が取れていない
システム時間帯別の売上グラフと客単価が表示される。「いつ混むか」が数字で見える
手作業推移・前年比は月末・年度末に電卓で手集計
システム直近7日の売上推移が自動でグラフになる。集計し直す手間が無くなる
手作業毎晩のレジ締め・電卓集計に時間がかかる
システム注文データから売上が積み上がるので、その日の数字を集計する手作業が要らない
手作業仕入れもシフトも担当の勘で決めるしかない
システム売れ筋・混む時間帯が数字で見えるので、仕入れ・人員配置の判断材料になる
同じ売上の把握を、自動で集計されるダッシュボードにすると、こうなります。
(After のダッシュボードの数字は固定のサンプル値です)