TMRトップに戻る
Before(Excelで目視) After(突合の仕組み)

Before / Excelでの入金チェック

「2つの画面を並べて、目で突き合わせる」状態

販売管理ソフトには請求が、ネットバンキングには入金がある。どちらも正しい。それでも「どの入金がどの請求か」は人が決めている——請求一覧と入金明細を Excel に貼り、金額で VLOOKUP をかけ、合わないものは名義を目で読んで○×を付ける。月初の半日を使う「いつもの作業」を再現したものです。金額が同じ請求が2つある、手数料が引かれている、2件まとめて振り込まれた——Excel の式では判断できないケースが、そのまま間違いになって残ります。赤い番号が問題箇所です。上のタブで After(突合の仕組み)と見比べてみてください。

このシートは実在のものではなく、請求と入金を人が突き合わせている会社で「あるある」な問題を1枚にまとめて再現したものです。実際には取引先が増えるほど、同じ金額・似た名義が増え、判断はさらに難しくなります。
毎月 1日2つのCSVを落とす販売管理の請求一覧と、銀行の入金明細10分
STEP 2Excelに貼る2つのシートに貼り付け、金額で VLOOKUP15分
STEP 3合わないものを目で追うカナ名義を読んで取引先を推測。電卓で足し算1〜2時間
STEP 4販売管理に手で入力○を付けた請求を1件ずつ「入金済」に30分
STEP 5未入金に督促×の取引先にメール。間違っていたら謝罪30分〜

請求一覧(販売管理から貼り付け)

6月末入金チェック_糸井.xlsx — Excel
G11 fx =VLOOKUP(C11,入金明細!C:C,1,FALSE)
ABCDEFGH
1 請求番号取引先金額期日入金入金日照合(金額)メモ
2 INV-2506-041(株)アルファ1980006/30 ?#N/A 462,000 が来てる。041+042? 電話で聞く3
3 INV-2506-042(株)アルファ2640006/30 ?#N/A
4 INV-2506-043田中商事550006/30 ○6/2755000
5 INV-2506-044山田印刷1100006/30 ×2#N/A 未入金 → 督促メール送信済(7/1)
6 INV-2506-045ベータ5280006/30 ○6/30528000
7 INV-2506-046ハタノ設備660006/30 ○6/3066000 ハタノセツビコウギョウ=同じ会社? たぶん4
8 INV-2506-047田中商事275006/30 ○6/3027500
9 INV-2506-048ミナト建材880006/30 ○6/3088000
10 INV-2506-049大和金属工業440006/30 ○16/3044000 名義がスズキ タロウ? 担当者の個人名かな
11 INV-2506-050山田印刷440007/15 ○16/30440006
6月請求 入金明細 5月請求(未入金残あり)7 4月請求 Sheet1 +

入金明細(銀行からダウンロードして貼り付け)

シート「入金明細」
ABCD
1入金日振込名義金額済
26/27カ)アルフア462000?
36/27タナカシヨウジ55000✓
46/30ヤマダインサツ1095602?
56/30ベ-タ528000✓
66/30ハタノセツビコウギヨウ66000✓
76/30タナカシヨウジ27500✓
86/30ミナトケンザイ88000✓
96/30スズキ タロウ44000✓
106/30カ)アルフア55005??

赤い番号の問題点

間に「突合の仕組み」を置くとどう変わるか

Excelで目視金額だけの VLOOKUP。同じ金額の請求が2件あると両方に○が付く
突合の仕組み名義と金額の両方が一致したものだけ自動消込。1件の入金は1回しか使えない。名義が違えば「要確認」で止まる
Excelで目視手数料差引を未入金扱いにして、督促メールを送ってしまう
突合の仕組み差額が手数料の範囲なら「手数料差引と思われます」と提示。当社負担で全額消込か、一部入金かを人が選ぶ
Excelで目視合算入金は電卓で足し算して推測。人によって判断が違う
突合の仕組み同じ取引先の請求の組み合わせで合計が一致すれば「2件の合算」と提示。人は確認して確定するだけ
Excelで目視カナ名義と取引先の対応を毎月記憶で判断(結果は残らない)
突合の仕組み一度確定した対応は「名義マスタ」に残り、次回から自動で一致。使うほど要確認が減る
Excelで目視不明入金は「??」のまま持ち越し。前月の未入金は別シートに埋もれる
突合の仕組み不明入金は「保留」として一覧に残り続ける。未入金の請求は月をまたいでも期日超過として同じ画面に出る
Excelで目視○を付けた請求を販売管理に1件ずつ手入力。誰が何を充てたかは残らない
突合の仕組み確定結果を販売管理の取込形式で出力し、一括で入金済に。「誰が・いつ・どの入金をどの請求に充てたか」が履歴に残る

同じ「請求と入金の突き合わせ」を、間に小さな仕組みを置いて行うとこうなります。

After(突合の仕組み)を見る